赤ちゃんを育てていると、ものすごく手が荒れますよね…。
オムツを替えたり、お尻をふいたり、哺乳瓶を洗ったり、お風呂に入れたり。たえず水や洗剤に手を触れるようになり、どんどん手は荒れる一方です。
ひどくなると、指が節ごとにパックリ!?割れた部分から血がにじみ、手を洗うたびに激痛で悲鳴をあげるようになってしまいます。
そんな育児中の、つら〜い手荒れ。予防や改善をするには、どうすればよいのでしょうか。
Contents
水や洗剤に手を触れないよう注意しましょう
手荒れの予防・改善には、まず水や洗剤に触れないようにすることが大切です。もちろん、お手洗いの後や食事の前などには手を洗うようになるので、100%水にも洗剤にも触れないようにするのは不可能です。
でも、なるべく触れないよう心がけるだけでも、ずいぶん違いますよ。それには、こんな工夫が考えられます。
ゴム手袋を使う
食器洗いや水回りの掃除をする際には、ゴム手袋をつけましょう。ゴムのゴワゴワ感が苦手な方は、薄手の綿の手袋をつけてからゴム手袋をつけるとよいですよ。なお、ラテックスアレルギー等のある方は、手袋の素材をよく確認してからお使いください。
ラテックスアレルギー (英: Latex allergy, 独: Latexallergie) は、医療用手袋などに使われている天然ゴムの成分によってアレルギー反応を起こす病態である。メロンや桃、栗などの果物に含まれる成分と交叉反応を起こすことがあり、フルーツアレルギーを合併するため、ラテックス・フルーツ症候群と呼ばれることがある。https://ja.wikipedia.org
防水の絆創膏(ばんそうこう)を貼る
最近、色々なサイズの防水絆創膏が売られていますよね。あかぎれやひび割れといった傷の種類や大きさ、そして指のサイズに合った防水絆創膏を選び、それを貼って家事をしてみましょう。水が直接、手や指に当たらないだけでもかなり違います。
なかでも、傷を早く治すタイプの絆創膏がおすすめ。水から肌を守る力が強いですし、一度貼れば数日は、はがれないので非常に楽ちんです。
ただ、絆創膏と皮膚の境目の衛生状態には注意。気になる方は、入浴のたびに貼りかえるとよいでしょう。
食器洗い乾燥機や水拭きロボットを使う
究極の方法ですね。実はわが家では、これらを実行しました。食洗機を導入してからは、本当に手荒れがなくなりました。食器洗いがこれほど手に負担をかけていたとは・・・と改めて驚かされたものです。
また、赤ちゃんがいると床掃除は必須。赤ちゃんはどうしても床に近いところにいるので、ダニや汚れが気になりますよね。そんな時には、水拭きロボットが大活躍!
最近は様々な機種が出てきているので、家の間取りや構造を考えて購入するとよいでしょう。
食器洗い乾燥機や水拭きロボットは、手荒れの予防・改善だけでなく家事の省力化にもつながるので非常におすすめです。育児や家事のイライラからも、かなり解放されますよ。
こんなハンドクリームがおすすめ
お店に行くと、ズラリと並んでいるハンドクリーム。
色々あって迷ってしまいますが、どんなものを選ぶとよいのでしょうか。
あらかじめ手荒れを防止する保護クリーム
家事をした後にハンドクリームを塗るのも大切ですが、家事をする前に塗ると、更によいでしょう。
最近は、手に保護膜を作ってくれるハンドクリームが続々と登場。実際につけてみると、確かに手全体がバリアですっぽりと覆われるような感触があります。
そう聞くと、ベトベトしたクリームのように思われるかもしれませんが、ベタツキは全くなし。すぐに肌になじむサラッとしたテクスチャーなので、塗った後、すぐに家事にとりかかれます。これは非常に便利です。
ハードなテクスチャーのハンドクリーム
では、家事をした後のハンドクリームには、どのようなものがよいのでしょうか。
それは、ハードなテクスチャーのハンドクリーム。
クリームがあまりにも柔らかいと、ベタツキが気になり、塗るのが億劫になってしまいます。いくら高級なハンドクリームを買っても、塗らないのでは意味がありませんね。
その点、硬めのテクスチャーだと、塗った後すぐに家事や仕事がしやすいため、こまめに塗るようになります。配合成分も大切ですが、クリームの硬さ・柔らかさも重視して選びましょう。
これは便利!スプレータイプのハンドケア用ミスト
最近、ドラッグストアに行って驚いたのが、スプレータイプのハンドケアローション。オイル状のローションがミストになって出てくるという、新感覚のハンドケア商品です。
容器がコンパクトなので携帯用に買ったのですが、これがとっても便利で病みつきに!
クリームだと、フタを取ってクリームを出して、それが服などにつかないようにそっとフタを閉めて・・・と、小さな手間が意外とかかります。
その点ミストなら透明の液を手の平にシュッと出すだけなので、衣類などにつく心配がなし。赤ちゃんを抱っこしながらでも、手早くハンドケアができます。
肌なじみもよく、すぐにサラサラになるので、仕事中や外出先でのハンドケアにも便利ですよ。
指先集中ケアの商品にも注目!
手荒れでお悩みの方のなかには、指先を集中的にケアしたい方も多いことでしょう。指先はどうしても荒れやすいですし、育児中でもネイルはキレイにしていたいですよね。
そこで注目したいのが、指先専用のケア商品。
美容液成分がたっぷりと配合された指サックや、透明フィルムの指先パックなどが、指先をすみずみまでケアしてくれます。
実際に使ってみると、爪がとてもキレイになることに驚きます。ツヤが出て桜貝のような色になりますよ。ただ、一度つけると15〜20分ほどジッとしていなければならないので、忙しい朝や夕方は避けて使ったほうが良さそうです。
ハンドクリームを塗ったら、ぜひ絹の手袋を
どんなハンドクリームを塗っても、ぜひ実行していただきたいのは、上から絹の手袋を着けることです。
ハンドクリームを塗った上から絹の手袋を着けることで、クリームが肌にしっかりと浸透し肌の乾燥も防いでくれます。しかも絹は吸保湿性が高いため、ムレにくくサラッとした状態を保ってくれます。
手荒れ防止や改善のためにも、ぜひ絹の手袋を! 「日焼け防止のために絹の手袋を買った」という方は、ぜひそれをそのまま活用してください。
なかなか治らない場合は病院がベター
手荒れがひどく、市販のクリームでも改善されない場合は皮膚科を受診しましょう。
指の節々がパックリと割れた状態にまで悪化すると、ハンドクリームだけではなかなか治らない可能性があります。皮膚科に行くと、症状のレベルに合ったステロイド剤などが処方されます。毎日それをしっかりと塗ることで、手荒れを改善できますよ。
ステロイド剤を敬遠される方もいらっしゃるとは思いますが、手荒れがひどく、日常生活に支障をきたすような場合はステロイドで早く治すことも大切です。
炎症を早く抑えることで、結果的には薬を塗る期間を短くすることができますよ。
まとめ
赤ちゃんを育てていると、どうしても手を洗ったり洗剤に触れたりすることが多くなります。子どもが大きくなるにつれて、育児による手荒れはなくなっていきますが、たとえ一時期でも手荒れはつらいものですよね。
なかなか自分のケアにまで手が回らないかもしれませんが、今回ご紹介したようなハンドケアグッズや家電を活用して、なるべく早く手荒れを解消しましょう。未然に手荒れを防ぐことも大切です。
そして症状がひどい場合は、赤ちゃんを家族に見てもらったり一時保育に預けたりして、皮膚科を受診しましょう。
手荒れが改善されると、赤ちゃんとの生活がいっそう楽しくなりますよ。