冬になると、子どもの欠席が増えますよね。
その時に悩むのが、小学校への欠席連絡。
現在、多くの小学校では「一緒に行く子に連絡帳を預け、欠席を伝える」ことになっています。
これが全国レベルで「面倒」と話題に。
- 一緒に行く子がいない。
- まだ1年生。同級生に預けて大丈夫?
- 帰りに届けてもらうと、お友だちが遠回りに。何だか申し訳ない・・・。
- 一緒に行く子は、帰りは学童。届けてもらえない。
- インフルエンザや肺炎で長期欠席。その間の連絡は?
小学生の子どもの欠席連絡は、各家庭で「悩みのタネ」となっています。
ここでは、私やママ友の体験から「欠席連絡の対策法」をご紹介。
結論としては「何とかなる!」といったところですが、その苦難の歴史・乗り越え法を伝授します。
よろしければ参考になさってくださいね。
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「知り合い皆無状態」で入学。連絡帳の受け渡しは?
うちの子は小規模の保育園に通っており、入学時、知り合いは皆無。
一緒に通学する子はいませんでした。
その際の対処法は、以下の通りです。
- 連絡帳の受け渡し・引き取りは親。
- 親が付き添って待ち合わせしている同級生に、連絡帳を預ける。
- 連絡帳を友だちに預けた場合も、引き取りは親。
- 高学年で通り道の場合は、ポストに入れてもらおう。
- 先生によってはその場で連絡帳チェック・プリントを配布。「明日の用意は電話で」という場合も。
それぞれについて、詳しく説明しますね。
(1)連絡帳の受け渡し・引き取りは親
子どもが1年生の間は、母親である私が直接、学校に連絡帳を届けていました。
行く時は必ず、「生徒の保護者であることを証明する名札」を着用。
授業参観等で使う上履き(スリッパ等)も持っていきました。
渡す場所は職員室。
担任の先生に会えれば、直接手渡し。
会えない場合は、他の先生に「1年1組の●●ですが、▲▲先生にお渡しいただけますでしょうか」と託しました。
連絡帳の引き取りも学校で。
下校時刻頃に学校に出向き、職員室か教室で受け取りました。
連絡帳にはあらかじめ「下校時刻頃に連絡帳を取りにうかがいます」と書いておきます。
でもよく考えるとこの方法、わが家が小学校に近いからできたのかも。
家が遠い人や、下に小さいお子さんがいる場合は難しいかもしれませんね。
(2)親が付き添って待ち合わせしている同級生に、連絡帳を預ける
1年生の間は、待ち合わせをしている同級生も「親同伴」という人が多いです。
その場合、保護者の方に了承をとって、その場でお友だちに預けてもOK。
同じクラスの友だちなら、まず確実に先生の手に渡ります。
(3)連絡帳を友だちに預けた場合も、引き取りは親
通学途中でお友だちに託した場合も、引き取りは親。
急きょ頼んだ場合、お友だちはどうやって連絡帳を家に届ければよいかわかりません。
あなたの家がわからず、困ってしまうかも。
また家を知っていても遠回りになったりすると、ちょっと申し訳ないですよね。
もしかしたら放課後は、学童に行ってしまうかもしれません。
そこで私は、突然お友だちに頼んだ場合でも、自ら連絡帳を取りに行きました。
もちろんあらかじめ連絡帳に、「親が取りに行く旨」を明記。
連絡帳を預かってくれたお子さんと保護者の方には、「帰りは連絡帳を届けてくれなくていいからね。私が学校に取りに行くから・・・」としっかり伝えておきます。
入学して数ヶ月経つと知り合いも増え、途中で頼めるようになりますよ。
学校に入るのがイヤなら、校門でお友だちを待つのもおすすめ。
連絡帳を預ける時、「正門で待ってるからね」などと伝えておき、下校時、門で連絡帳を受け取ります。
子どもにとって、人の連絡帳を預かり、確実に渡すというのは負担が大きいもの。
お友だちの負担をなるべく減らすよう努めましょう。
(4)高学年で通り道の場合は、ポストに入れてもらおう
子どもが高学年になると、かなり知り合いが増えるもの。
「あの子、実は近所に住んでるんだ!」なんてことも、わかるようになってきます。
さらにお母様とも懇意にしていると、「お互い困った時には連絡帳を届け合いましょう」という話にも。
もし「クラス・学年が同じ」「高学年」「帰り道に必ず自宅を通る」の3つがそろっているなら、そのお友達に連絡帳を託すのも手。
帰りは、連絡帳をポストに入れてもらうよう依頼します。
なおその場合、事前に「お友達が学童に行っていないか」「帰宅時間は何時頃になるか」等の確認を。
学童保育に通ってなくても、学校内のキッズクラブに通っている場合もあります。
その場合は帰宅が5時を回ることも。
「まだ連絡帳が届かない!」と慌てることのないよう、あらかじめ「学童の有無」「帰宅時間」等を聞いておきましょう。
(5)先生によってはその場で連絡帳チェック・プリントを配布。「明日の用意は電話で」という場合も
担任の先生がベテランだと、連絡帳を受け取ったらその場でサッとチェックし、プリント等をくれる場合があります。
そして「明日の準備は、夕方電話で伝えます」と言ってくださることも。
そういう先生だと、親としてはかなり助かります(ぜいたくですが・・・)。
なお、欠席連絡については先生によってかなり考え方が異なります。
「電話で伝えてもらってもいいですよ」という先生もいれば、「なるべく友だち経由で連絡帳をやり取りしたい」という先生も。
「連絡帳を親が取りに来ること」を歓迎する先生もいれば、渋い顔をする先生もいます。
先生のタイプを見極めれば、子どもが熱を出しても落ち着いて対応できますよ。
以上、「一緒に通学する子がいない場合」の欠席連絡法を書きましたが、一点だけ注意点が。
急きょ、お友だちに連絡帳を託す場合は、なるべくお友だちの保護者に了承を得るようにしましょう。
それが難しい場合は、お友だちの負担を最小限にするよう「学校前で受け渡し・引き取りをする」などの配慮を。
また後日、お友だちの保護者に必ずお礼を言いましょう。
「あえて友だちに預けない」という人も
小学校の欠席連絡においては、「あえて友だちに預けない」という人もいます。
理由は「個人情報漏洩」。
連絡帳に子どもの悩みなどを書いている場合、お友だちが読んでしまうかもしれません。
子どもたちを見ている限り、他人の連絡帳を無断で読むような子はまずいません。
でも連絡帳の入った袋を振り回し、無くしてしまったという場合も・・・。
個人情報漏洩を恐れ、「あえて友だちには預けず、自分で届ける」という人もいます。
なお、日頃からセンシティブな内容については封書で伝えるのがおすすめ。
お子さんの悩み・お友だちとのトラブルなどは便せんに書き、封筒に入れて伝えるようにしましょう。
長期休みの場合は、出席予定前日に電話連絡を
インフルエンザなどで欠席が長引く場合は、初日に連絡帳で欠席を伝え、その場で連絡帳を引き取ります。
なぜなら翌日に登校することはないため、伝達事項がないからです。
インフルエンザや肺炎などで欠席が長引く場合は、次回登校予定日前日に電話するよう、先生に伝えましょう。
なお、欠席が予定日より長引きそうな場合も、電話で伝えると良いでしょう。
電話をするのは気が引けるとは思いますが、長期欠席の場合はやむを得ません。
ただ、あまりに頻繁に電話をするのは考えもの。
「×月×日16時にお電話します」などと明確に伝えておきましょう。
小学校の欠席連絡対策法、いかがでしたか?
ママたちの間では「電話で伝えられればいいのに」「メールで送れないの?」など不満が噴出。
先生方も心苦しい思いをしていると思います。
でも小学生になると、めったに休まなくなるもの。
「連絡帳の受け渡し、どうしよう!」と慌てても、意外と何とか乗り切れるものです。
お友達や保護者の方、先生方の負担が軽くなるよう配慮しながら、厳しい冬を乗り切りましょう。