断捨離のブームが始まって長く経ちますが、いまだに雑誌などでも取り上げられ、ブームが収まる気配はありません。
断捨離本も数多く発行され、今まで一冊も手に取った事がないという方は少ないのではないでしょうか?
私が断捨離本を何冊か読んだ中でも、手元に置いておきたいと思ったオススメ本を紹介します。
「人生がときめく片づけの魔法」近藤麻理恵
この方はおさえて置きたいですね!こんまりさん。
この方の本はとても分かりやすく、読みやすいので、本を読むのが苦手な方にもオススメできます。なんか流行ってるしよく名前聞くから気にはなるけど本までは読んでないなーって方は是非読んでみてください。
マンガ版なども出ていますが、私が手元に置きたいと思うのはやっぱり一冊目のこの本です。こんまりさんが詰まってます!
こういう断捨離本を手元に残すがどうかの私の一番大きな目安は「読んでいて実際に断捨離したい気持ちになるかどうか」です。こんまりさんは一等賞。何回読んでも「捨てたい」熱が湧いてきます。
- 「家の中が雑然としているなー片付けしなきゃなー」
- 「最近気持ちがふさぐなー何かいい気分転換ないかなー」
と思いながら、なかなか重い腰が上がらない方、読んでください。
読んで断捨離熱が湧き、実際に断捨離してみると、本当に気持ちがスッキリするんですよね。この本に書かれている、「ます全部出してから!」というルールを守るのは、よほど時間と気力がなければ実行できませんが、出来る範囲で断捨離するだけでも気分転換できますよ。
ただ、「断捨離に気分転換の効果がある」と知っていても、実際には「だらだらテレビを見る」とか「だらだらスマホを見る」とか楽な方に流れてしまうのが人間というもの(というか私ですけど)。
そこを手助けしてくれるのがこの本です。読めば「断捨離したい!」「そういえばあの部屋のあの辺に捨てられるものいっぱいあるな」となんだか意欲が湧いてくるのです。読みながらウズウズしてくるのです。
「全部出しからのパーフェクトこんまり流の断捨離」を未だに達成できていない私ですが、いつかやり遂げたい!と思っています。ちょっと断捨離したくらいでこんなに気分がスッキリするのだから、パーフェクト断捨離をしたら、本当に人生が変わるくらいの変化があるのではないかなと、ちょっと期待しています。
書籍は2も出ていますよ!
「服を買うなら、捨てなさい」地曳いく子
こちらは「服」に特化した断捨離本です。
特に独身で働いている方は服の量も自然と増えてしまうのではないでしょうか?
この本を読めば、服の選び方から捨て時まで分かります。クローゼットから服が溢れている方、是非読んでください。
- 「どんな服を買えばいいのか分からない」
- 「店でいいと思ったら即買ってしまう」
- 「たまに「お値打ち」という基準で服を買ってしまう」
などなど・・・全部私です。
だって、「服の選び方」なんて、誰かに教わった事がありますか?
私はありません。服を買いに行く時に「あなたにはこういう色や形が似合うから、そういうのを選びなさい。こういう色や形は似合わないから選んではいけません」などと指導してくれる人が一緒に来てくれればいいのに!と思いますが、そんな人がいるわけがありません。
そして「それにしなさい」と言われても、「いやでもこっちの方が可愛いし」と逆らうに違いないとちょっと自分で予想しちゃったりして・・・。
やっぱり自分に似合うものを自分で納得して選ぶしかないのですね・・・その試行錯誤を手助けしてくれるのがこの本です!
「自分が似合うと思ったら、そればっかり着ても良し」とか「同じ系統になってもそれが似合うなら全然OK」とか、気持ちが軽くなることがたくさん書かれています。
「毎日違う服を着てなきゃいけない」呪縛とか「流行にのってなきゃいけない呪縛」とか、思えば服は色んな「思い込み」の呪縛がたくさんある気がします。服ってたくさん持ってなくていいんだ!と納得できてスッキリします。
もちろん服が大好きでたくさん持ってたくさん着たい!という方も否定はしません。色んな方の色んな服との関わり方を教えてくれます。 「服が好き」な方にも「ファッションは苦手だから服は必要最低限でいい」という方まで、いろんな方の参考になると思います。
「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」佐々木典士
先述のこんまりさんとは違って、論理的に断捨離を追求している本です。
こんまりさんの「ときめき」という感覚的なものに馴染めない方は、こちらの方がしっくり来るかもしれません。
不要なモノに囲まれてた暮らしが、どれだけ無駄が多かったのかをとにかく語っています。
作者自身がモノを持たなくなってこんな風に変わった、モノを捨てても何も困ることはなかったという経験談を色んな分野で語っているので、具体的で参考になります。
「ミニマニスト」という作者の人生観・体験談はとても分かりやすく、断捨離の入編本としてとてもオススメできると思います。実際の断捨離前と断捨離後の写真が載っていたりするので、説得力もあります。
作者の域まで極めるのは難しいですが、モノを捨てて他のモノで代用するとか、今の生活だったらどこまで捨てても生活できるかとか、色々想像するのも楽しいです。実践するには勇気と家族の協力が必要ですが。
「ミニマニスト」という考え方をこの本で読んでから、私は外出先の店で「モノ」の多さに圧倒される気持ちになることが多くなりました。
「かわいい」「欲しい」と思うものはあるけれど、それが自分に「必要な」モノなのか?考えると食料品・消耗品などを除いたら、ほとんどが「NO」ということになってしまうのです。
大きなショッピングモールに行って、たくさんある店舗、その中に売られているたくさんのモノ、そのすべてのモノに「それを必要とする人」がいるのかな?必要とする人がいない「モノ」は、最終的にどこへ行くのかな?そんなことを考える事が多くなりました。
色んな考え方を知って、自分の中に色んな視点を持てることは大事なことだと思います。「ミニマニスト」という考え方の教科書としても優秀な1冊だと私は思います。
さいごに
世の中には様々な人がいるので、「自分が把握できるだけの必要なモノを持って、スッキリ暮らす」ことが万人にとって幸せを生むわけではないと思います。
断捨離本が巷で溢れるくらいに存在することを考えても、断捨離の方法は人それそれだとも思います。
自分に合った自分なりの断捨離を見つけて、無理のない自然な暮らしを手に入れてください。