子育て

夏休み明け、子どもが「学校に行きたくない」と言ったら・・・?私が実際に体験した克服法。

夏休みももうすぐ終わり。

そこで気にかかるのが、子どもの様子。

「あ〜あ、学校行くのめんどくさいなぁ」ぐらいなら、笑って聞いていられます。

でももし子どもが深刻な顔で「学校に行きたくない」と強く主張しだしたら、どうしますか?

泣きながら「学校に行くのイヤだ!」と言ったら、どう声をかけますか?

実は私の子どもも、小3の夏休みに「学校に行きたくない」と言いだしたことがあります。

心配しましたが、担任の先生の適切な対応で、不登校にならず楽しく学校に通っています。

でもなかには、子どもが1ヶ月以上学校に通えず、疲弊したママも。

先生の家庭訪問やクラス替え時の配慮により、今は毎日登校しているようです。

子どもが「学校に行きたくない」と言いだすと、親は想像していた以上にうろたえます。

そんな時、どうすれば問題を解決できるのでしょうか。

私が実践した対策・対処法と、知り合いの体験談などを交えてお伝えします。

娘が「学校に行きたくない」と主張!1日でスピード解決した方法とは?

きっかけは、「言葉のいじめ」だった

あれは2年前。

当時小3の娘が新学期直前、「学校に行きたくない」と言いだしました。

理由は、1人の男子による「言葉のいじめ」。

娘が眼鏡をかけはじめたことを、その男子は執拗にからかったのです。

夏休み最後の日、娘は「学校に行きたくない」と言いましたが、とりあえず2学期初日は登校。

帰宅後「どうだった?」と聞くと、やはりその男子はしつこくからかってきたと言います。

私が夫に相談したところ、「それは絶対に先生に言わないといけない」とのこと。

実は夫の母は、元教員。

夫は母から「子ども同士のトラブルは、いきなり親に言ってはダメ。担任に言いなさい」と言われていたんです。

なぜ「いきなり親に言ってはいけない」かというと、親は必ずわが子をかばうから。

どんなにわが子の非を認めていても、つい子どもを擁護し、「言った・言わない」「やった・やってない」と泥沼化してしまうんです。

さらに夫は「見た目のことでからかうイジメは、絶対に許してはいけない。やめないなら、僕が学校に出向き、相手の両親に話すと連絡帳に書いておきなさい」とアドバイス。

夫曰く「男性が出向く」というのは、かなり効果があるとか。

「こっちは生半可な覚悟ではない」という意思表示になり、先生方も真剣に取り組んでくださるそうです。

そういうわけで、私は連絡帳に「娘が〇〇くんに眼鏡のことをからかわれ、学校に行きたくないと言っている。イジメをやめないようなら、夫と一緒に、相手のご両親に話します」と書きました。

果たしてその効果とは・・・?

夫のアドバイスが奏功!1日でスピード解決に

翌日、子どもの帰宅後、担任の先生から電話が。

娘と、その男子を職員室に呼び、事実関係を確認。

娘の訴えどおりだとわかったため、すぐに男子に注意をしてくれました。

先生の注意の仕方がよかったのか、翌日からピタッとイジメはストップ。

後日、男子のお母様(以降「Aさん」とします)から謝罪も受け、今では会うと楽しく会話する仲になりました。

子どもの不登校を防げたのは、「あの行動」のおかげかも・・・?

担任の先生の適切な対応により、アッという間に解決した今回の騒動。

今考えると、日頃から「ある行動」をしていたのも、スピード解決に結びついたのかも・・・と思っています。

その「ある行動」とは、授業参観や懇談会に欠かさず出席していたことです。

授業参観や懇談会に出席すると、それだけ担任の先生とのつながりも深くなり、「何かあった時」に相談しやすくなります。

私は懇談会などを通して、担任の先生に対して「信頼できる先生だ」と確信していたため、心から安心して相談することができました。

それはきっと、先生にとっても同じ。

「私」という人間を知ってもらっていたため、お互い安心しきった状態で話し合うことができました。

先生と保護者が、互いによりよく知っていると、連携がとりやすいもの。

授業参観や懇談会に必ず出席していたことが、スピード解決に結びついたと思っています。

さらに良かったのは、Aさんも学校行事に積極的な方だったこと。

私は懇談会などを通じ、Aさんが良い方だと知っていたため、「必ず良い方向に向かう」と確信していました。

Aさんがどんな人かわからなかったら、先生に相談できなかったかもしれません。

でも授業参観・懇談会で、Aさんの「人柄の良さ」がわかっていたため、思い切ってすぐに相談できたんです。

私の確信どおり、Aさんとは変なわだかまりを残すことなく、解決することができました。

逆に、懇談会などに出ていないと問題は深刻化。

あるお子さん(「Bちゃん」とします)は、一人の男子児童の暴力を怖がり不登校に。

Bちゃんのお母様は常に懇談会等に参加していますが、加害児童の保護者は、一度も授業参観・懇談会に来たことがありません。

よって、被害者・先生・加害者の連携が全くとれず、時間ばかり経つことに。

先生が何度も家庭訪問をしたり、校長総出で話し合いになったりと、解決は困難を極めました。

授業参観や懇談会に出ていないと、被害者あるいは加害者になった場合、解決が非常に難しくなるんです。

共働きが多い昨今、授業参観・懇談会に全て出るのは困難かもしれません。

でも、もし「子どもの不登校」や「不登校の原因を作る加害者」になるのを避けたければ、なるべく出席することを強くおすすめします。

もし不登校になってしまったら?

子どもの不登校の割合は、年々増加しています。

特に不安なのは、夏休み明け。

「9月に自殺者が急増」などと聞くと、心配で居ても立っても居られなくなります。

では実際に、子どもが不登校になったらどうすればよいのでしょうか。

「不登校の理由」から、対策を考えてみましょう。

子どもの不登校は、原因がさまざま。

不登校の理由として思いつくのは、まず「人間関係の悪化・いじめ」です。

例としては、こんな場合が挙げられます。

  • 仲の良い子とクラスが離れ、なかなかクラスになじめない。
  • 暴力をふるう子がいる。
  • しつこくからかう子、いじめる子がいる。
  • 仲良しだった友だちとチグハグしている。

でも実際に、子どもの声を聞いてみると、理由は驚くほどさまざま。

もちろん、人間関係は「不登校の原因」のひとつではあります。

しかしそう思い込むのは危険。

子どもは、大人が思い及ばない理由で、学校と戦ってます。

「人間関係・いじめ」以外の、不登校の理由を見てみましょう。

(※参考文献:下島かほる・辰巳裕介 編・著「不登校Q&A」 くろしお出版

  • 自分でも理由がわからない。
  • 苦手な教科がある日は行きたくない。そのままズルズルと・・・。
  • 運動が苦手。運動会でクラスに迷惑をかけたくないからと休むうちに、不登校に。
  • 勉強を深夜までがんばっているうちに、朝起きられなくなり不登校に。
  • 勉強がわからず、授業が苦痛。
  • 親が事故で急死した。何もやる気が起こらず不登校に。

「仲良しの友だちがいるのに、いじめられている様子もないのに、学校に行きたがらない・・・。なぜだろう?」と不思議に思っていたら、意外なところに原因が・・・そんなこともあるのが、子どもの世界なんです。

そういえば中学時代、たくさん友だちのいる明るい子なのに、お兄さんが交通事故で亡くなったのがきっかけで不登校になった子がいました。

繊細な心で、毎日がんばっている子どもたち。

さまざまなことがきっかけで、がんばれなくなってしまうことが多いんですね。

不登校になったら・・・焦らずゆったり構えるのが大切

では実際に、子どもが不登校になりそう、あるいはなっている場合は、どのように対応すればよいのでしょうか。

いずれも「やってはいけない」のは、子どもを「焦らせ、追い詰めること」です。

  • 新学期の前日に「明日からどうするの?」と言ってしまう。
  • 「隣の△△くん、中学受験の塾に通い始めたんだって」などと、他の子と比較してしまう。
  • 登校前、「お腹が痛い」と訴える子に「また?仮病なんじゃないの?」などと決めつける。
  • 「学校に行かず遊びたい」と言う子どもに「勉強もしないのに、遊んでる場合じゃないでしょ」と退けてしまう。
  • 子どもが不登校になると、親はつい先々のことまで心配し、焦ってしまいます。

しかしいちばん焦っているのは、子ども自身。

親はあえて、焦らない行動をとるのが大切です。

よって、次のようにフォローするのが重要。

  • 子どもの話をじっくり聞く。
  • 子どもの気持ちによりそい、「つらいね」と声をかける。
  • 子どもが「学校に行きたい」と言い始めたら、「1時間だけ行ってみる?」とスローステップで行くようアドバイスする。

その他、「勉強がわからないから学校に行きたくない」という場合は、「読み書き」に何らかの支障を感じている場合があります。

専門機関に相談し、学習障害などに対応すれば、スルリと解決する場合もあります。

「学校に行かなくていい」と言うのは、最終段階で

また、いよいよとなったら「学校に行かなくてもいいんだよ」と声をかけるのも一案。

でも最初から安易に「学校に行かなくていい」と言うのは、危険な可能性が。

なぜなら子どもたちは「みんなと同じように学校に行けるようになりたい。なぜ自分は学校に行けないの?」と悩んでいるから。

つまり「学校に行ける自分になりたい」と思っているんです。

よって、最初からすぐに「学校なんか行かなくていい」と言うのは慎重に。

「学校に行くことに向けて前向きな手立て」を、ゆっくりじっくり考えていくのが大切です。

なお「いじめ」の場合は、学校に行かないことは緊急避難になるので、最初から「行かない」という選択を考えてもよいでしょう。

子どもには「I」メッセージで話そう

不登校の子どもに声をかける場合は、「I」メッセージで話すのがベターです。

「私だったらどうするかなあ」「私も昔、こんな失敗をしたよ」など、「私の経験」や「私の考え」を話すのです。

実際、うちの子も人間関係でモヤモヤしたり、学校での失敗で落ち込んだりすると、「ママもこんなことあった?」と聞いてきます。

そんな時、「そうねぇ、私もそんなことがあったよ。その時、私はこう思ったよ」とか「あるある。私もそんな失敗したよー」「私でもそれは、腹立つわー!」など「私」で話すようにしています。

そうすると安心するらしく、子どもの顔はパッと明るくなります。

逆に「世間一般では・・・」などと正論で話すと、どんどん顔色は暗く。

子どもの心をほぐすためには、「I」メッセージで話しましょう。

夏休み明けの不登校対策、いかがだったでしょうか。

実際に、不登校を目の当たりにしたら、頭が真っ白になってしまうかもしれません。

「学校に行きたくない」と言いだしたら、胸が切り裂かれるような思いになり、冷静さを失ってしまうかもしれません。

でも、子どもの力を信じ、ゆったり構えればきっと大丈夫。

信頼できる大人も、世の中にはたくさんいます。

一人で抱え込まず、信用できる人とタッグを組み、子どもと適度に距離を置きながら、スローステップで「学校に行ける状況」に導いていきましょう。

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