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兼業主婦がおすすめする!暑い夏に最適な怖い・涼しくなるホラー小説3選

最近急に蒸し暑い日が増えてきましたね。

これから梅雨を迎え、夏が始まると暑さも本格的に。ちょっとでも涼しい気持ちになりたいものです。

エアコン、扇風機、冷たいものを飲む・食べるといった方法が主だと思いますが、「ホラー小説」を読んで気持ちを涼しくしてみるのはいかがですか?

ここではジメジメした梅雨・暑い夏に最適なホラー小説を紹介したいと思います。

小野不由美「残穢(ざんえ)」

小説家である主人公の元に、彼女の読者の女性から手紙が届きます。

手紙には読者の女性の住むマンションでの不可思議な出来事が綴られ、それに興味をもった主人公がその現象を調べていくというのがおおまかなあらずじです。

調べていく過程がとても淡々と綴られていて、大きな起伏がないので、小説を読みなれていない方には向かないかもしれませんが、ホラー現象の実録本なんかが好きな方にはオススメです。

畳を擦る音がしたり、何もいないのに背後に気配を感じたりと「こんな怪奇現象聞いた事がある」というような現象が、淡々と記録されています。

調査記録のような体で書かれているので、読んでいるとだんだんフィクションなのかノンフィクションなのかが分からなくなってきます。この小説の日常感がすごく怖いのです。しかも、最後に謎が解けないのです。この日常感の中に残されたままなのです。

主人公が特にものすごく怖い目にあったり、怖いものに襲われて死にそうになったりするわけではないためか、その怖い目や死にそうな目にあうかもしれない恐怖感が読者にのしかかってくるのです。解決していないこの恐怖の連鎖が、自分の近くに及ぶかもしれない。そんなホラー小説なのです。

私は小野不由美さんが大好きなので、ハードカバーで購入して読みましたが、手元に置いておくのが怖くて、早々に手放してしまいました。映画化もされましたが、怖くて見れません。 派手さはありませんが、じわじわと確実に怖くなれますよ。

映画版も迫力あります。

鈴木光司「リング」

「貞子」でお馴染みの一世を風靡した「リング」ですが、映画などで映像化されたものではなく、原作の小説が一番面白いと私は思います。文章もうまいので、読み出すと一気に読んでしまいます。

姪の死に疑問をもった雑誌記者の主人公が調査を始め、一本のビデオテープを手に入れる。それを見たことにより、恐怖へ巻き込まれていくというストーリーです。

最初に謎があり、それを調査していくという、先述した小野不由美さん「残穢」とも被る展開です。

少しずつ論理的に真相に迫っていくので、じわじわと恐怖が染み入る染み入る。頭に刻み込まれる感じで、怖いから別のこと考えよう!と思ってもなかなか頭から出て行ってくれません。

描写もとても詳細なので、日常の中でふと思い出して怖くなってしまったり、後遺症が出ることがあります。さらにこの小説は、ホラーのお決まりパターンでハッピーエンドにはならず、謎が残ったままで終わります。それがまた恐怖心を煽ります。

ただ、この小説は怖がりさんが読むための突破口があって、「リング」単体では「怖くてトイレもお風呂も(気のせいって分かってるけど)背後に何かの気配を感じて無理無理!状態」になること必至なのですが、続編の「らせん」「ループ」まで読み進めると怖さが薄れるという不思議現象が起こります。

「リング」で解決しきれなかった謎を、続編の「らせん」「ループ」で追っていくのですが、ちょっと展開が飛躍しすぎて難解になりすぎ、恐怖心が薄れるのです。

「リング」小説が好きな方の意見では、「続編いらない、「リング」のみで簡潔希望」なんてのもあるほど。 なので、ホラーが好きで恐怖に浸りたい方には「リング」単体がオススメ。

ホラーちょっと苦手だけど怖いものみたさで読んで見たいわって方には、怖さに耐えられなくなる時の保険に、続編と続編を読む時間を確保してから、早い時間から読み始めることをオススメします。

映画版はこちらから

貴志祐介「黒い家」

生命保険会社の保険金支払い査定の仕事をしている主人公が、ある日、客の家に呼び出されて客の子供の首吊り死体の発見者に仕立て上げられる。

その子供の保険金支払いの請求をされるが、主人公を呼び出した客の態度がおかしくて子供の死に疑問を持ち、独断で調査をしていくと、そこには悪夢が待っていた・・・というストーリーで、これまた主人公が調査していき恐怖に巻き込まれるという流れですね。ホラーの鉄板な展開なんでしょうか?確かに恐怖心はとっても煽られます。

この小説は、幽霊などや怪奇現象などのホラーではなく、生きている人間によるホラー小説です。

こちらも映画化されていますが、小説が映像化されると大抵ガッカリする私ですが、相手が人間だからなのか、映画化されたものもなかなか面白く(怖く)仕上がっていると思います。

小説を読むのが苦手な方には映画の方もオススメできますよ。(だって大竹しのぶさんが怖~く大活躍ですもの・・・)幽霊なんかより、生きてる人間の方がよっぽど怖い・・・なんて言う人いますよね。この小説を読むと「全くだ!」と全身全霊で同意したくなります。

幽霊なんかより、常識の通じない欲にまみれた人間(しかも刃物を持ってる!!)の方が怖いです!

世間では、そんな人間のおどろおどろしい事件がたびたび起こっていますね。小説でまで人間の嫌な部分を見たくない!という方にはオススメしません。私はあくまでエンターテイメントとして読みましたが、実際にこんな人間に出会ってしまったら、一体自分はどう対応してどう回避していったらいいのか・・・ちょっと考えさせられました。

生命保険業界の裏面など細かに描かれていて、そういう面でも読み応えがあり、文章も展開も上手なので、どんどん読み進めてしまいます。読後、通りすがりや、同じ電車に乗り合わせた見ず知らずの中年男性・中年女性に過剰に反応して、不審人物にならないように注意して下さいね。

映画版「黒い家」はこちら

さいごに

貴志祐介さんの「黒い家」は、刃物を持った人間が迫ってくるし、鈴木光司さんの「リング」では死の危険におかされるのだから怖いのは当たり前ですが、小野不由美さんの「残穢」では、危害は一切加えられません。なのに同じように恐怖心を感じるのはやっぱり人間の「想像力」なんですね。

ホラー小説に限らず、小説を読む上で想像力はかなり重要で、それ次第で同じ本でも読者が違えば全く異なる感想を抱くことがあります。また、自分の状況によっても感想が変わってくるかもしれません。

それにしても、夜になったらトイレやお風呂が怖くて仕方なくなるって分かってるのに、怖いものを見たり聞いたりしたくなるって心理、一体何なんでしょうね?

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