「子どもの学習塾、どんな塾を選べばいいの?」
そんな悩みをお持ちではありませんか?
実は私もその一人でした。
そして今、「私の塾選び、間違ってなかった!」と毎日実感。
塾を決めるまでいろいろありましたが、「この塾にして本当によかった・・・」と思っています。
では「この塾にして良かった!」と思える塾を選ぶには、どんなポイントをみればよいのでしょうか。
私や、子どもを難関中学に通わせる友人たちの体験から、「塾選びのポイント」をお伝えしますね。
Contents
塾選びの手順とは?
ではまず、「塾選び」から「決定」までの手順を説明します。
体験に基づいてるので、ぜひ参考になさってください。
塾選びはまず「塾に行く目的」からスタート
塾選びのスタート地点は、まず「塾に行く目的」から。
- 中学受験をさせたい
- 難関校に行かせたい
- 中堅校でも良いから、私立に行かせたい
- 中学受験はしないけど、高校は進学校に行かせたい
- 学校の授業についていけるようにしたい
- 学校とは違う世界・学び方を知ってほしい
塾選びでは、まず上記のような「目的」に沿って探すのが重要。
たとえば「難関中学に行かせたい!」と思うなら、「一流校合格の実績がずば抜けている塾」へ(関東ならS●PIX、関西なら浜●園など)。
「中学受験はしないけど、高校は進学校に行かせたい」という場合は、中学受験コースの他に「高校受験コース」「公立中学進学コース」を設けている塾がおすすめ。
「学校の授業についていけるようにしたい」なら、個別専門塾や、集団授業のほかに個別授業ももうけている塾が良いですよ。
塾に資料請求を
塾に行く目的がある程度定まったら、当てはまりそうな塾に資料を請求します。
あまり絞り込まず、考えられる限りの塾に資料請求しましょう。
塾のコンセプト・時間割・費用・距離など、様々な面でできるだけ多くの塾を比較するのが大切です。
「距離が遠くて通えない」「時間の都合がどうしてもつかない」など物理的に無理な場合は別ですが、それ以外の塾にはバンバン資料を請求しましょう。
入塾テストを兼ねた模試・説明会に行くのもおすすめ
最大手クラスの塾になると、入塾テストを兼ねた統一模試を行なっているところもあります。
まずは試験を受けてみて、「その塾が求めるレベル」も見ておきましょう。
なお難関校向けの塾は、入塾テストも超ハイレベル。
いくら保護者はお子さんが希望しても、門前払いの可能性もあります。
でもそれはそれで、お子さんの現時点での位置がわかるもの。
受ける価値はおおいにあります。
また「どうしてもこの塾に入れたい!」という場合は、再挑戦も可能。
「お子さんの学力レベルがわかる」「志望校をだいたい決められる」「入れたい塾の、入塾テストの傾向・対策がつかめる」
その意味で、入塾テストや統一模試を受けるのはおすすめです。
また塾によっては、テストの間に保護者説明会が行なわれるところもあります。
カリキュラムや、塾での生徒の様子などもわかるため、ぜひ参加しましょう。
面談・体験授業はすぐに決めるのが吉
さて資料請求をしたら、光の速さで塾から電話が来ます(塾業界は仕事早いです!)。
そこでたいてい言われるのが、体験授業や面談の案内。
「面談や、無料の体験授業を受けてみませんか? 受けるならいつが良いですか?」などと聞かれます。
「いきなり体験授業や面談なんて・・・そこまで意思が固まってないのに」と怖気づくかもしれません。
でもそこは思い切って、申し込むのが吉。
百聞は一見に如かず。
実際に塾に赴き、お子さんに授業を経験させたり、親が塾長等と実際に話すのが「塾選び」では最も重要です。
都合があう日程・時間があれば、その場でスピーディーに体験授業や面談の日程を決めてしまいましょう。
面談・体験授業の前には、資料を読み込んでおこう
ちなみに電話の翌日頃には、入塾案内の資料もドサッと送ってきます。
面談や体験授業までに資料を読み込んでおき、コース・費用・時間割などをチェック。
該当ページに付箋などを貼っておきましょう。
そうしておくことで、面談での話し合いがスムーズに進みます。
いざ体験授業へ!複数の塾で受けるのがポイント
いよいよ体験授業へ。
これは既存の生徒と一緒に、授業を受けるもの。
「1ヶ月まるまる無料体験」や「各科目1回ずつ無料体験」など、塾によってスタイルは異なります。
また「完全無料」の塾もあれば、「テキスト代(1,000円程度)のみ有料」という塾もあるので、塾側によく確認しましょう。
体験授業は日程・時間が許す限り、なるべく多くの塾を受けることが重要です。
複数の塾を体験することで、「子どもに合っているか否か」がありありとわかります。
「あの塾は『間違えた人、手を挙げて』とか言ってくるのがイヤだ」
「この塾は先生の教え方がわかりやすくて、すごく楽しい!」
「あそこは生徒同士がピリピリしてる。ここは生徒同士が仲良しで居心地がいい」など、子どもはきちんと「自分なりの目線」で「この塾が合っているかどうか」をキャッチしてきます。
お子さんの報告によ〜く耳を傾けて、いざ「塾決定」に進みましょう。
いよいよ塾決定へ!
面談・体験授業・入塾テストなどを受けたら、いよいよ塾決定へ。
受けたいコースや科目、受講の仕方やセキュリティシステム、授業料の金額や支払い方法などを確認し、入塾の申し込みをします。
もし複数の塾の体験授業などを受けていた場合、1つの塾に決めたら、もう1つの塾にはなるべく早く「断り」の連絡をしましょう。
なかには「体験授業を受けたら断りにくい・・・」という人もいるかもしれませんが、大丈夫。
意外とあっさりと承諾してくれます。
遠慮せず、あなたや、あなたのお子さんの意思を通しましょう。
!塾選びの手順・ワンポイントアドバイス!
さて以上が「塾選び」の一連の流れですが、ここでワンポイントアドバイス。
塾選びは、「とりあえず大手から取り掛かる」のがおすすめです。
大手塾を見学すると、まず「一般的な塾のスタイル」がわかります。
その「一般的なスタイル」を「塾選びの指標」とし、順に中・小の塾へ。
大・中・小と見ていくことで、「塾のカラー」が細かいところまで見えてきます。
(たとえば「体育会系かゆるやか系か」「一流校ねらいか否か」など)
「塾のカラー」が見えれば、「自分の子に向いている塾」も判明し、満足のいく塾選びができます。
最終的に小さな個人塾に行くにしても、まずは大手から見学を。
「一般的なスタイル」を見てから、中規模・小規模を見ていくと、塾の個性がはっきりわかり選びやすくなりますよ。
塾選びのポイントは?
ここまで、塾選び・塾決定のプロセスについて説明しました。
でも、まだ「どこを見て塾を選べばいいの?」と不安な方もいますよね。
そんな方のために、「塾選びのポイント」をお伝えしますね。
お子さん・あなたの志向に合っているか
塾選び最大のポイントは、「お子さん・あなたの志向」に合っているか否かです。
「絶対に中学受験したい!させたい!」と思うなら、中学受験で実績のある塾に。
「中学受験はしないけど、高校受験で進学校に行かせたい」と思うなら、高校受験も視野に入れた塾がおすすめです。
中学受験をしないお子さんを、「中学受験専門塾の公立中コース」などに入れると、はっきり言って塾代のムダ。
クラスにも先生にも活気がなく、片手間感が否めません。
もし中学受験をしないなら、「中学受験コースもあるけど高校受験コースもしっかりある」という塾、あるいは「小学生のうちから高校受験の準備をさせる塾」がおすすめです。
お子さんの性格・希望に合っているか
塾によってカラーはさまざま。
体育会・スパルタ系の塾もあれば、わきあいあいとした牧歌的な塾もあります。
前者が向いている子もいれば、後者が向いている子も当然います。
体験授業などを通し、お子さんの性格・希望に合った塾にしましょう。
人数が、お子さんの希望に合っているか
塾選びで気になるのが、クラスの人数。
多くの保護者は「人数が多いクラスで切磋琢磨してほしい」と思っています。
でもお子さんによっては「人数が多いとプレッシャー」「人見知りだから少人数のほうがいい」という子もいます。
その場合、お子さんの希望にそうのがおすすめ。
「小人数じゃ伸びないのでは・・・」と不安になりますが、まずはお子さんが安心して通えることが大切です。
「人数が多い方がいい!」というお子さんは大人数の塾へ。
「少ない方が気が楽」というお子さんは、小人数や個別塾がおすすめです。
体験授業のフォローが丁寧か
今や多くの塾が無料体験授業をしてくれますが、授業後のフォローは塾によってさまざま。
面倒見の良い塾だと、体験授業後、お子さんの様子などを細かく報告してくれます。
そういう塾だと、子どもは塾を楽しめる様子。
体験授業後、先生がお子さんの様子を聞かせてくれるような塾は、本当におすすめです。
時間割に余裕があるか
下校後、塾に行くまでの時間に余裕があるか否かも重要です。
塾までの距離や授業開始時間、曜日などから「下校後、余裕をもって塾に通えるかどうか」もよく考慮しましょう。
毎度あわてて行って、事故にでも遭っては元も子もありません。
親が送迎をするにしても、時間に余裕がもてる塾がおすすめです。
お弁当がいるか否か
中学受験をする場合、「塾弁」がいるか否かも重要です。
お弁当がいる塾なのに、共働きなどでお弁当が難しい場合、コンビニなどで買えるかどうかも要確認。
塾での夕食が難しい場合、家で夕食を摂るよう時間が設定されている塾(遅くとも19時には授業終了等)にしましょう。
一人でも通える場所にあるか
塾は駐輪場がないところも多いです。
また雨の日などを考えると、徒歩でも通えるところがおすすめです。
なお5年生以上になると、バス・電車で1駅ぐらいなら通える子も多いです。
親が送迎する場合でも、「あまりに遠距離」「不便」な場合は通うのが大変。
一人でも通える場所にある塾が無難です。
体験授業後、子どもの表情がイキイキしているか
一番重要なのがコレ。
うちの子も、私の友人たちも異口同音に「子どもが楽しそうな塾が一番!」と言っています。
「子どもが楽しく通えそうか否か」は、体験授業後の表情で一目瞭然。
肌に合う塾の場合、本当に顔がイキイキしています。
楽しく通える塾だと、自宅で積極的に勉強するようになりますよ。
さいごに
小学生の塾選びのポイント、いかがでしたか?
いろいろアドバイスはありますが、まずは自分の目で見て、聞いて、話して、そしてお子さんの表情を実際に見るのが重要。
憶することなく、バンバン面談・体験授業・学力テストなどを受けてみましょう。
塾選びの期間は本当に忙しいですが、徐々に「子どもが楽しく通えそうな塾」が見えてくると楽しくなるもの。
明るい未来が一気に拓ける・・・そんな予感がしてきます。
ぜひお子さんにとっても、あなたにとっても妥協しない塾選び、楽しく通えそうな塾選びをしてくださいね。