2月に入ると、そろそろ花粉症が気になる頃。
特に悩むのが、妊娠中・授乳中の花粉症対策!
薬が飲めないので、くしゃみ・鼻水・鼻づまりがどんなに苦しくても耐えないといけないという「地獄の日々」が続きます。
そこで今回お伝えするのが、「妊娠中・授乳中のスーパー花粉症対策」。
花粉症歴20年の私が、妊娠中・授乳中に実際に行ない、効果があった「裏技」をお伝えします。
Contents
第5位 鼻うがい
鼻炎持ちの夫が、毎日朝晩やっているのを見て、私もトライ。
試してビックリ。
花粉症がとっても軽くなりました!
鼻うがいで、鼻の中の花粉が取り除かれるのがいいみたい。
花粉症の症状を、ズルズルと引きずらずにすみます。
わが家流「鼻うがい」の方法をお伝えしますね。
1.ぬるめのお湯をコップに入れます。お湯の温度は30℃ぐらいで、お風呂よりぬるめ。コップは一般的なマグカップや、うがい用のコップを使用。お湯が入る量は200mlほどです。お湯の量は少量でも満タンでもNG。少ないと効き目がなく、満タンだと次の工程で困ります。八分目ぐらいに入れてください。
2.お湯に食塩を小さじ1ぐらい入れ、よ〜くかき混ぜます。
3.エネマシリンジのポンプの両端を、片方は鼻の穴に、もう片方はコップに入れ、シュコシュコとポンプをプッシュ。
4.ポンプの先端を入れていないほうの鼻の穴から、食塩水がドバドバと出てきます。
5.3〜4の作業を、鼻の穴片方につき2〜3回ほど繰り返します。これで終了です。
わが家で使っているエネマシリンジは、これです。
鼻うがいは風邪の予防・改善にも良いので、おすすめです。
ただ、やりすぎると鼻の粘膜を傷つける場合があります。
また、ただの水を使ったり、塩の量が多かったりすると、鼻粘膜を傷めるおそれがあります。
不安な方は、鼻洗浄専用液や鼻洗浄の機械を使うと安心です。
第4位 アレルギー科・耳鼻科で点鼻薬をもらう
花粉症持ちの方なら、毎年春先に通っている耳鼻科・アレルギー科があるのではないでしょうか。
私も花粉症の時期、毎年お世話になっているアレルギー科のクリニックがあります。
いつもは内服薬をもらうのですが、妊娠中・授乳中であることを伝えると点鼻薬を処方。
内服薬ほど効き目は強くありませんが、朝、鼻にシュッとするだけでかなり違います。
常に持ち歩き、ムズムズッとした時にシュッとしてもOK。
ただ、あまりやりすぎると鼻の粘膜が荒れてしまい、却って花粉症がひどくなるのでご注意を。
市販の点鼻薬もありますが、なるべく病院で処方してもらいましょう。
妊娠中・授乳中であることをお医者さんに伝えれば、赤ちゃんに影響がなく、しかも効果の高い点鼻薬をもらえますよ。
第3位 ミント系のガムを食べる
ミント系のガムを持ち歩き、ムズムズッときたら食べます。
ムズムズくる前にも「今日は花粉が多そうだな」と思ったら、外出前から食べておくのもおすすめ。
ミントガムを食べると、口の中がスッキリとし、同時に鼻の中も爽快になるので非常に快適です。
その他、ミントガムが花粉症に良い理由は、次の3つです。
- ミントに含まれるポリフェノールに、抗アレルギー効果が期待できる
- 「かむ」ことで鼻付近の血行が良くなり、鼻づまりが軽くなる
- 「かむ」という行為がストレス軽減になり、花粉症を改善
ミントガムは医薬品ほど効果の持続性はありません。
ただ、一時的にでも鼻をスッキリさせると、気分が全く違います。
「今すぐに鼻のグチャグチャを軽くしたい!」というピンチの時に、ミントガムは大活躍。
コンビニやキオスクなどで、気がついたときにミント系のガムを買っておき、常に持ち歩くようにしましょう。
第2位 シソジュース
妊娠中、職場の人が作って持ってきてくれました。
飲んでみたところ、効果はてきめん。
シソジュースを飲んだ日と、飲まない日とでは、花粉症の軽さが全く違い驚きました。
シソの香りって何となく気持ちが落ち着きますよね。
ミントガムと同様、シソもストレスを軽くし、花粉症を軽減させると言われています。
他にも、シソには花粉症軽減が期待できる要素がいっぱい!
抗酸化作用:シソは抗酸化作用が強く、活性酸素を除去する効果が期待できます
お刺身やお弁当の食中毒防止に、シソの葉やシソエキス入りのシートが使われますよね。
あれもシソの抗酸化力を利用したものです。
花粉症は、活性酸素で免疫力が落ちるとひどくなると言われています。
シソの抗酸化力で活性酸素を少しでも取り除けば、免疫力が上がり花粉症が楽になります。
ロズマリン酸による抗アレルギー作用:シソにはロズマリン酸という成分が含まれています
実はこのロズマリン酸、アトピーや喘息などのアレルギー症状を緩和すると言われています。
花粉症もれっきとしたアレルギー症状なので、シソのロズマリン酸効果は見逃せません。
シソジュースは自宅で作ることもできます。
でも妊娠中・授乳中に作るのはちょっと大変かも・・・。
市販のシソジュースでもかなり効果はあるので、できあがったものを購入するのも良いですよ。
妊娠中・授乳中はなるべく楽をしちゃいましょう。
第1位 馬油を鼻の中に塗りたくる
私がいちばん効果を感じたのは、馬油を綿棒で、鼻の穴に塗りたくる方法です。
花粉症を軽くするには、鼻の粘膜を守るのが大切。
馬油は人間の皮脂に非常に近いため、鼻の中に塗ることで鼻粘膜をしっかり守ってくれるそうです。
実はこの方法、私は夫に手伝ってもらいました。
なぜなら、この馬油療法、鼻の奥に入れるほど効果があったからです。
自分でやるとビクビクしてしまって、なかなか鼻の奥まで馬油を塗れないんです。
一方、他人にやってもらうと奥までグーッと塗り込んでくれるので効果大!
誰か頼める人がいる場合は、恥をしのんでお願いしましょう。
なお馬油療法は、終了直後のみ激しくクシャミが出ます。
安定期に入っていない妊婦さんや、絶対安静を指示されている妊婦さんは、念のためやめておきましょう。
私は臨月に行ない、特に問題はありませんでしたが、無理は禁物。
体調と相談しながら実践してみてください。
花粉症対策、こんなことにも気をつけて!
妊娠中・授乳中の花粉症対策、こんなことにも気をつけると効果がアップします。
マスクを正しくつける
マスクのつけ方が間違っていると、思いっきり花粉を吸いこんでしまいマスクの意味がありません。
正しいマスクのつけ方をお伝えしますね。
(ここではプリーツ型のマスクで説明します。)
- マスクを上下に引っ張り、プリーツを広げる。
- ノーズフィッター(ワイヤー)をしっかりと自分の鼻に合わせ、鼻からあごの下まで覆う。
下あごが出ていると、マスクと顔の間にすき間ができ、花粉を吸いこんでしまいます。
マスクをつける際には、鼻から顎までしっかり覆うようにつけましょう。
玄関にウェットティッシュを置いておく
玄関にウエットティッシュを置き、帰宅したらすぐに手足や服、カバン、靴についた花粉を拭き取りましょう。
部屋に花粉を持ち込まないだけでも快適さが違います。
朝、掃除をする
部屋の花粉を除去するために、こまめに掃除機をかけましょう。
ただ、掃除によってハウスダストが舞い散る可能性があるので、掃除をした後は少し窓をあけましょう。
ここで花粉が入ってきては意味がないので、網戸やレースカーテンを閉じた状態でちょっとだけ窓を開け、ハウスダストを追い出します。
掃除をする時間は、花粉の飛散が少ない朝がおすすめです。
刺激物を避け、和食中心の生活を
花粉の時期に刺激の強いものを食べると、花粉症が爆発!
夕食にカレーを食べたら、翌日花粉症がひどくて寝込んだという人もいます。
花粉症を少しでも抑えたいなら、味の穏やかな和食がおすすめ。
特に魚料理はDHA・EPAが多く、アレルギーを抑える効果が期待できます。
よく寝る
疲労とストレスは免疫力を弱め、花粉症をひどくします。
花粉の時期は十分な睡眠をとり、疲れとストレスをできるだけ取り除くようにしましょう。
さいごに
妊娠中・授乳中の花粉症対策、いかがだったでしょうか。
なお、この記事で紹介した方法は、あくまで「私個人が試して効果を感じたもの」です。
皆様にも同様の効果があるかどうかはわかりませんので、気が向いたら試してみてください。
毎年憂うつな、花粉症の季節。
ママと赤ちゃんが健康でいられるよう、少しでも楽しく快適に乗り越えましょう!