子育て

2年間小学校のPTA委員に携わった私が教えるPTA活動を楽しくするたった1つのコツ

お子さんが小学校にあがると、まず多くの保護者が不安に思うのが「PTA」。私も子どもの入学前には、PTA活動というものにドキドキしていました。

そこで兄(三児の父)に相談したところ「そりゃ〜、積極的にやった方がいいよ!」との答え。

実は兄は、4年間PTA会長を務めてきた強者。とはいえ真面目一辺倒なタイプでは全くなく、底抜けに明るく、いるだけで笑いが起こるようなお調子者です。

そんなハイテンションな兄の声に押されるように、私はPTAの委員に立候補。1年目があまりに楽しかったため、気がつけば2年間PTAの委員を務めてしまいました。

その経験から、PTA活動を楽しくするコツをお伝えしたいと思います。

小学校のPTAには、どんな活動があるの?

小学校のPTA活動には、一般的に「本部役員」「学級委員」「広報委員」「保健委員」「校外委員」などがあります。小学校によって名称は異なると思いますが、それぞれの活動はおおよそ以下のようになっています。

本部役員

本部役員は、PTA会長や書記、会計などPTA活動の中枢となるもの。
様々な活動を通して、学校と保護者とのつながりを見守ります。

運動会などの行事では、観覧席の案内をしたり、本部に詰めて忘れ物・落とし物の案内をしたりと大忙し。

学校で開く講演会に講師を招いたり、授業参観時には募金活動をしたりと八面六臂の活躍をします。

地域や他の小学校との連携活動もあり、学校に関わる全ての人のパイプとなる存在です。

学級委員

クラス全体の運営をはじめ、学校で行なわれるエコ活動(ペットボトルや牛乳パックの回収等)も行ないます。

保護者同士の懇親会の幹事を務めることもあります。

クラスや学年に特に問題がなければ、それほど大変ではないようですが、トラブルが起こったときは少々苦労が・・・。

私の知り合いは学級委員を務めた年に学級崩壊が起き、他のクラスの学級委員さんと共に学校に訴え、教育委員会にまで出向いたそうです。

まあ、まずそれほどの事態は起きないと思いますが、そんなこともあることを念頭に置いてみてください。

広報委員

広報紙を作ることで、各家庭に学校の様子を知らせます。

運動会や展覧会、6年生を送る会など様々な行事を撮影し、年2〜3回の頻度で広報紙を発行します。

発行の仕方も様々。

デザインから印刷まで全て印刷会社にお任せする学校もあれば、委員が紙面を作り上げ、印刷会社は印刷するのみという学校もあります。

パソコンが得意な方、写真を撮るのが好きな方、デザインや文章を考えるのが好きな方にはオススメです。

保健委員

小学校の給食試食会や献血の協力を呼びかけるなど、医療や健康に関わる活動を行ないます。

小学校によっては、ヨガ教室やフラワーアレンジメント教室など生涯教育にまつわる行事を主催することも。

給食の白衣のボタン付けや、袖のゆるみの点検を行うこともあります。

校外委員

小学校の学区域の地域活動を行ないます。

町内会の花火大会やラジオ体操、集団登校や交差点の見守り等、学校以外の場での活動が多くなります。

PTAの役員・委員は、主にこのような組織で構成されますが、他にはこのような委員会があります。

推薦委員

各委員会から1名選出され、構成される委員会です。

この「推薦」というのは「次年度の役員を推薦する」という意味です。

秋以降になると、PTAは次年度の役員選出に向けて動き出します。

そのなかで、推薦委員は「PTA本部役員としてふさわしいと思われる人」に連絡を取り、役員を務めてくれるよう交渉します

PTA活動に参加すると、こんなメリットがある!

各委員の活動内容を見ると、「やっぱり大変そう・・・」と腰が引けてしまうかもしれませんね。ではここで、私がPTA活動に参加して「良かったこと」について、お話ししますね。

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学校側に、子どものことを知ってもらえる

いきなり個人的な話から始めてしまって恐縮なのですが、実は私の子どもには食物アレルギーがあります。あるひとつの食材だけ、給食から除去してもらうようお願いしているのです。

担任・養護・栄養士の先生と校長・副校長も含め、給食の対応について面談をしているので安心してはいるのですが、なかなか誤食の不安は拭えません。

そこでPTA活動が役に立ちます。

PTA活動に携わっていると、どうしても頻繁に学校に行くようになります。そうすると、自然と先生方と顔を合わせるようになりますよね。

私にとって、それは子どもの体を守る活動のひとつだったのです。

私の顔を覚えてもらうことで、子どもの顔と名前も覚えてもらえれば、アレルギー対応もより慎重になっていただけるかな?なんて・・・。

また、学校側にそれだけ配慮をしていただいているので、こちらからも少しは恩返しをしないといけないと思いました。

そんな思いもあってPTA委員を務めましたが、先生方と接する時間が増えるというのは結果的には本当に良かったと思います。

会議のために学校に立ち寄った際に、養護の先生から「●●ちゃん、体育で転んじゃったみたいですけど、擦りむいただけなので大丈夫ですよ」なんて声をかけてもらえることもありました。

アレルギー云々を抜きにしても、先生方と接する機会を増やすだけで、より信頼関係が増す。そうすると、親も子供ももっと学校生活が楽しくなる。

それは間違いないと確信できた2年間でした。

知り合いの保護者ができる

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私は子どもが小学校に入るまで、企業でフルタイムで働いていました。そして子どもを学区外の保育園に通わせていたため、知り合いは一人もおらず。別にそれで寂しいとも何とも思いませんでしたが、いざ知り合いができると、やっぱり学校は楽しいです!

だからといって、授業参観でペチャクチャオシャベリは言語道断。そんな愚行はいたしません。でも、運動会等の時にちょっと話せる人がいるといないのとでは、楽しさが俄然違ってきます。

特に、上級生の保護者の方との交流はとっても貴重。

先輩保護者の方々は、お子さんの通う小学校の情報や子育てのコツ等を驚くほどたくさん知っています。小学生だからこそ起きる事故やトラブルの体験談などは、おおいに耳を傾ける価値のあるものです。

あ、でも委員会活動中は私語は謹んで!

PTA活動は、仕事等で忙しいなか、やっと時間を割いて協力してくださる方も多いです。そのような方のためにも、なるべく無駄なく効率的に作業をしましょう。

情報交換は、仕事が終わってからのブレイクタイムに楽しく行ないましょうね。

人間としての幅が広がる

自分の体験を書いておきながら「人としての幅が広がる」というのも口幅ったい表現ですが、ご容赦くださいね。

PTA活動をしていると、本当に色々な方がいらっしゃいます。たとえば、身体に障害のある保護者の方もおられます。

実は私が某委員でリーダーを務めた時、ある障害をお持ちのお母様がいらっしゃいました(詳述は控えさせていただきます)。会議の際には必ず付き添いの方を伴っておられたのですが、私は恥ずかしながら、当初はかなりとまどってしまいました。

でも、積極的に参加しよう、協力しようという彼女の姿勢に触れるうちに、障害が気にならなくなってきたのです。そして、少しでも彼女が参加しやすいようにと皆で工夫を凝らすうちに、お互いの心が溶け合っていくのを確実に感じました。

最初はどことなくぎこちなかったPTA活動でしたが、いつの間にか普通の仲間として接しあうようになり、楽しく活動を終えることができました。今でも彼女とは仲良しです。PTA活動をしていると、今までいかに狭い世界で生きていたかを痛感させられます。

大学や会社って色んな人がいるようで、実は似たような境遇や環境の人の集まりなんですよね。そして気づかないうちに、人に対する多様な目が失われている気がします。でもPTA活動をすると、そんな「自分の壁」がスパーンと取っ払われます。

PTA活動で出会う保護者の方々は、「小学生の子どもがいる」という共通点以外、育ってきた環境も価値観もまちまちです。そのような集団のなかに身を置き、自分の壁を突き崩しながら、ひとつのものを作り上げていく。その経験は長い人生を生きるうえで、大きな財産になると思います。

PTA活動が怖くなくなる、たった1つのコツ

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さて、ここまでPTA活動のメリットについて書いてきましたが、少しは恐怖感が取り除かれたでしょうか。

「そう言われても、私は仕事をしているし、もし参加できなかったら文句を言われそう・・・」
「ママ友トラブルとかに巻き込まれそう・・・」

そんな不安がまだおありでしょうか。では、そんな方に1つだけ「PTA活動が怖くなくなるコツ」をお教えしましょう。

それは「参加・協力する意思を見せること」です。

共働きが多い現代、全員がPTA活動に参加できることなど、そもそも誰も期待していません。教員など、なかなか代わりのきかない仕事をお持ちの方もたくさんいらっしゃいます。

でも、「参加できなくても評判の良い人」と「参加できず評判の悪い人」というのはしっかりと分かれます。それは、「参加・協力する意思の有無」なんです。

仕事や家庭の事情で参加できなくても、メールでアイデアだけは出してくれるとか、広報紙に載せるコメントだけは書いてくれるとか、色々と参加の形はあります。

「実際に学校に出向くことはできないけれど、これならできるかも!」

それを1つ見つけてくれるだけでも、全く周囲の印象は違います。もしPTA活動が怖いのなら、こう唱えてみてください。

「どんなに小さなことでも、何か協力できないかしら」

その思いはきっと皆に伝わり、あなたを温かく見守ってくれますよ。

まとめ

毎年、年度初めはPTAの委員決めで戦々恐々となりますよね。でも、いざやってみたらメリットの方がはるかに多いことに気づくと思います。私の友人も本部役員を経験して、「学校と地域との連携がわかり、非常に多くのことを学ぶことができた」と微笑んでいました。

PTA活動を通して先生方や他の保護者、子どもたちを見守ってくれる地域の方々とつながれば、小学生ママの生活はグンと面白くなります。そして、そんな親の姿を見ることで、お子さんも前向きな気持ちで小学校生活を過ごすことができますよ。

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