楽しいはずの夏休み。でも、ママにとってはちょっと憂鬱・・・。
幼稚園や小学校が休みだと、毎日、子供とどう過ごそうか悩んでしまいますよね。
そこで今回は、「夏休みに母子で行けるお出かけスポット」をご紹介。
どれも実際に私が「平日に子連れ」で行き、
「行って良かった!」
「良い思い出になった!」
「子どもの役に立った!」
と思える場所・イベントです。
Contents
工場見学
夏休みの平日に、母子で行ける場所としてナンバーワン!
どの工場も予約が殺到で、今や「夏休みのお出かけ」の定番・鉄板となっています。
私は子どもが小2の時、ある食用油の工場見学に参加しました。
そこで感じた工場見学のメリットは、
- モノづくりの現場に触れることで、身近な物に興味が持てるようになる。
- 理科だけでなく社会科の勉強にもなる。
- ノベルティグッズや実際の食品がもらえる(かも)。
- 短時間で終わり、移動や待ち時間などもないので疲れない。
です。
モノづくりの現場に触れることで、身近な物に興味が持てるようになる
これは子どもにとって非常に良いことだと思います。
わが家の場合は食用油の工場に行ったことで、子どもが家にある油に興味を示し、原料を調べはじめました。
油ってゴマや菜種、大豆、トウモロコシなど色々なものでできていますよね。実際、工場のゲストルームに油の原料が展示されていたこともあり、子どもは油の種類や原料に興味津々。
モノづくりの現場に触れたことで「この油はいったい何でできているんだろう?」「どんな時に、この油を使うんだろう?」といった好奇心がわいたようです。
工場見学最大のメリットは、この「身近な物に対して知的好奇心がわく」ことだと思います。
理科だけでなく社会科の勉強にもなる
工場見学は「モノづくり」の現場を見ること。
実際に材料を混ぜる経験をしたり、商品が作られる生産過程を見たりするので、理科の勉強になります。
でも実は、社会科の勉強にもなるんです。
工場見学に行くと、原料を運ぶ現場に居合わせることがあります。そのなかでも特に多いのが、「船舶」。
私が食用油工場に行った際も、海外から菜種を運んできたタンカーを見ることができました。それから何を学ぶことができるかというと、「工場は海沿いに建てることが多い」ということなんです。
よく社会科のテストなどで「この施設はどんな場所に建てますか」といった問題が出ますよね。そんな時に役立つのが工場見学。
実際に工場に行き、目の前でタンカーを見たら「工場は原料を運びやすくするために海沿いに建てる」という事実を身をもって知ることができます。そうして得た知識は、なかなか忘れることはありません。
工場見学は理科はもちろん、社会科の勉強にもなるんです。
ちなみにうちの子は、工場に設置されている指紋認証にも興味を持っていました。工場には企業秘密がたくさん。
よって、社員しか入れないようにするため、指紋認証センサー等のセキュリティシステムがあちこちについています。うちの子はそれを見て、指紋や虹彩認証について本で調べていました。
工場見学には、様々な学習効果があるんですね。
ノベルティグッズや実際の食品がもらえる(かも)
子どもたちにとって(親にとっても)、いちばん魅力的なのはこれかもしれません。
たとえばお菓子工場の見学に行くと、自分で作ったお菓子を持って帰ることができたり、お菓子の詰め合わせセットをもらえたりします。
また、会社のノベルティグッズがもらえることも。
ちなみに我が家では、新発売の食用油と非売品の付箋をいただきました。油はあると助かりますし、付箋も何かと使うことが多いのでありがたかったです。
短時間で終わり、移動や待ち時間などもないので疲れない
子連れの外出は、大人だけで出かけるよりもはるかに疲れます。安全にも気を遣いますし、騒がないかどうかもヒヤヒヤしますしね。
その点、工場見学は施設内の移動だけなのでむやみに歩き回らずにすみますし、予約制なので待ち時間もほとんどありません。
見学時間自体もそれほど長くはないですし、案内の方が上手にガイドをしてくださるので、子どもがぐずる心配もまずありません。
このように、工場見学は非常にメリットが多いので、毎年どの工場も大人気!
なかには、春の時点で夏休みの予約が全て埋まってしまう工場もあるので、早めの予約が必要です。
なお、工場見学の際には以下のことをチェックしましょう。
工場見学時の注意点
対象学年
たとえば自動車工場や化粧品工場などは、高学年以上しか受け付けない場合があります。
予約の際には対象学年をチェックし、お子さんが参加できるかどうかを確認しましょう。
アレルギーへの配慮
お子さんに食物アレルギー等がある場合、食べ物工場の見学は制限されることも。
企業側に、アレルギーがあることをきちんと伝え、参加できるかどうかを確認しましょう。
ルール・マナーを守ろう
見学当日は、企業側の指示をよく聞くことが大切です。
たとえば撮影不可の場所では、絶対に写真を撮ってはいけません。
企業の死活問題にかかわる場合もあるので、当日は社員の方の指示を守りましょう。
理科実験教室・工作教室
夏休みになると理科系の大学や博物館等が、実験教室や工作教室を行ないます。わが家では子どもが小3の時、ある工業大学の工作教室に参加しました。
それはペットボトルを使って顕微鏡を作るというもので、「廃材がこんな実験器具に生まれ変わるなんて!」とただただ感動。工作の合間には、大学のOBの方々による「光の屈折」の実験なども見ることができ、とても勉強になりました。
大学付属の博物館では、ぬいるぐみ型ロボットなどを見ることもでき、子どもたちは大喜び!なかなか入れる場所ではないので、たいへん貴重な体験をすることができました。
また、博物館や科学館で行なわれる工作教室もおすすめ。
ペットボトルに水と醤油さしを入れ、浮いたり沈んだりさせる「水中エレベーター」、鏡を立方体に張り合わせて作る「星空万華鏡」など、科学の知識を使ったさまざまな工作を体験することができます。
理科系の専門家がいる工作教室や理科実験教室は、科学の知識をたくさん学べますし、作った物を持って帰ることができるので思い出もできます。
知識って、楽しい思い出が合わさるとしっかりと定着しますよね。実験教室や工作教室は、中学受験をお考えの方などにもおすすめです。
なお、お申し込みの際には対象学年や持ち物・会費などをよく確認しましょう。
また大学のキャンパス内で行なわれるイベントは、大学の門に入ってから会場にたどり着くまで時間がかかる場合が多いです。
時間に余裕をもって、会場に向かいましょう。
クラシックコンサート等の舞台
夏休みが近づくと、幼稚園や小学校から夏休みコンサートのチラシが配られると思います。内容は、オーケストラによるクラシックコンサートやバレエ、ミュージカルなどさまざまです。
いつもなら「クラシックの舞台なんて、子どもが騒いだらと思うと行けない」と尻込みしてしまいますが、夏休みコンサートなら安心。クラシックでも誰もが知っている曲や、有名曲のサビだけを集めて演奏するなど、お子さんが飽きないプログラムになっています。
またアニメソングなども演奏するので、子どもたちは大喜び!時には指揮者の方が、アニメキャラクターのコスプレをすることも。
子ども向けのコンサートは、随所に子どもたちが楽しめる演出がほどこされているので、「子どもがぐずるのでは」と心配することなく参加できますよ。
またクラシックバレエも、有名なバレエの有名な部分だけを踊るなど、親子で楽しめる内容に。お芝居やミュージカルも、子どもが知っている物語だとおとなしく観ているものです。
「このお芝居、子どもが大好きなお話だ!」と思ったらチケットを取ってみましょう。夏休みの素晴らしい思い出になりますよ。なお、チケットを取る際には年齢をよく確認しましょう。
「0歳でも可」「2歳以上ならOK」「未就学児不可」「小学校3年生から」など、意外と細かく制限されています。
特に2人以上お子さんがいる方は、子どもたちを全員連れていけるか否かも含めて検討することが必要です。
習い事の短期教室
夏休みにスイミングや体操、絵画などの短期教室に通ってみるのもおすすめです。
うちの子は以前、本人の希望で「夏休みの油絵教室」に参加しました。それは1日限りのものだったのですが、油絵を描く機会はなかなかないので非常に貴重な体験でした。
今は、額縁に入れて部屋に飾っています。
スイミングや体操なども、夏の短期教室を機に通い始めるお子さんも多いです。2日間だけ、1ヶ月間だけなど夏休みの体験教室はさまざまですが、お子さんの興味や才能を引き出すチャンスかもしれませんよ。
さいごに
夏休みは長いので、帰省や旅行などをしても時間を持て余してしまいますよね。
特に平日は母子だけになりがちで、昼食や外出に困ってしまいます。
そんな時にこの記事を思い出して、ちょっと出かけてみてはいかがでしょうか。
素晴らしい夏休みになることを、心よりお祈りしています。