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子育て

子どもに多い「ウイルス感染症」予防法・治療法の鉄則は?新型肺炎対策も公開

「子どもが発熱! 風邪? それともインフルエンザ?」

「夜中に嘔吐! 食べすぎ? それともロタ? ノロ?」

子どもが体調を崩すと、本当に焦りますよね。

熱・嘔吐・下痢がある場合、ウイルス感染症の可能性あり。

子どもは抵抗力が弱いため、ウイルス感染症にかかりやすく、重症化もしやすいです。

そこで今回は、「子どものウイルス感染症対策」を徹底解説。

特に乳幼児に多い「インフルエンザ・ウイルス性胃腸炎・RSウイルス」の予防法を紹介します。

初期症状や、病院に行くタイミングも解説。

適切なタイミングで適切な治療を受ければ、重症化を防ぎ、快復も早まります。

  • お子さんをウイルス感染症から守りたい人。
  • 子どもが保育園・幼稚園に!集団生活での感染が気になる人。
  • ウイルス感染症の初期症状・病院のかかり方を知りたい人。
  • 1日でも早く、子どもに元気になってほしい人。

この4つに当てはまる人は必読!

ラストでは、「新型肺炎予防法」もズバリ解説。

大事なお子さんを守るためにも、ぜひ最後までお読みください。

インフルエンザ

代表的なウイルス感染症といえば、インフルエンザ。

乳幼児がかかると「インフルエンザ脳症」など、重篤化する可能性があります。

インフルエンザの予防法や、症状の特徴、病院にかかるタイミングなどを見てみましょう。

インフルエンザの予防法は?

予防接種

インフルエンザの予防に、まずやっておきたいのが予防接種。

できれば家族全員接種するのがベストです。

予防接種で、インフルエンザを完全に防げるわけではありません。

しかし接種を受けることで、次の効果が望めます。

  • 重症化リスクを減らせる
  • インフルエンザにかかる人が減り、結果的に自分もかかりにくくなる

特に5歳未満は「インフルエンザにかかると重症化しやすい」と言われています。

インフルエンザは感染力が高いので、家族が一人でもかかると全員かかる可能性大。

家族全員、予防接種を受けるようにしましょう。

・有明こどもクリニック「感染症|子どものインフルエンザQA」

インフルエンザの予防接種、受ける時期は?

インフルエンザの予防接種は約2週間後から効果が出はじめ、4〜5ヶ月効果が続くと言われています。

よって、流行時期の2週間前までにすませるのがベスト。

インフルエンザは12月頃から流行しはじめるので、11月中旬までに接種しましょう。

13歳未満は2回接種が必要なため、1回目を10月、2回目を11月に受けるのがおすすめです。

・小学館HaguKum「インフルエンザ、子供の予防接種はいつ受ける?普段からできる予防法を小児科医が解説」

インフルエンザの予防接種は赤ちゃんでもできるの?

インフルエンザの予防接種は、生後6か月からできます。

ただ1歳未満だと抗体ができにくいため、「予防接種をしても意味がない」「接種を勧めない」と言う病院もあります。

なお「保育園に通っている」「兄姉がいる」など感染リスクが高い場合は、接種をしても良いでしょう。

医師に「集団生活の有無」や「家族構成」などを伝え、接種の可否を判断しましょう。

・公益財団法人「母子衛生研究会 赤ちゃん&子育てインフォ」HP

・株式会社明治インフルエンザNavi「【予防接種って効くの?】インフルエンザの予防接種の基礎知識」

手洗い・うがい

インフルエンザ予防で、欠かせないのが「手洗い・うがい」。

外出後・お手洗いの後・食事の前などには、必ず石鹸でしっかり手を洗いましょう。

タオルは共用せず、使い捨てのペーパータオルにするとベター。

アルコール製剤で、こまめに手を消毒するのもおすすめです。

「うがい」をするのも非常に重要。

口中のウイルスが洗い流され、のどの加湿もできるため、予防効果が期待できます。

・厚生労働省「インフルエンザQ&A」

・厚生労働省「令和元年度 今冬のインフルエンザ総合対策について」

・第一三共株式会社「インフルニュース」

マスクをする

インフルエンザの流行時期は、外出時にマスクをしましょう。

他人からの感染を防ぎ、のど粘膜の潤いを保てるため、予防効果が望めます。

またマスクをしていないと、咳・くしゃみの際、手で口を押さえがち。

手にウイルスが付着していた場合、「口を押えた手」からインフルエンザに感染してしまいます。

外出時には必ずマスクをしましょう。

・厚生労働省「インフルエンザ一問一答」

・厚生労働省「インフルエンザQ&A」

・小学館HaguKum「インフルエンザ、子供の予防接種はいつ受ける?普段からできる予防法を小児科医が解説」

・感染症・予防接種Navi「知ってなっ得!感染症の予防 冬に気をつけてほしい感染症 〜インフルエンザ〜」

・株式会社明治「インフルエンザNavi」

部屋を加湿する

空気が乾くと、気道粘膜の防御力が低下。

インフルエンザにかかりやすくなってしまいます。

加湿器等で適正な湿度を保つようにしましょう。

なお湿度は50%〜60%が良いとされています。

・厚生労働省「インフルエンザQ&A」

睡眠と栄養をたっぷりとる

睡眠や栄養が不足すると抵抗力が落ち、インフルエンザにかかりやすくなります。

充分な睡眠と食事をとるよう心がけましょう。

インフルエンザの症状とは?

子どもが熱を出すと「インフルエンザ? それとも風邪?」と迷いますよね。

実はインフルエンザと風邪は、症状がやや異なります。

症状の違いを見てみましょう。

  • 風邪:のどの痛み・鼻水・鼻づまり等、局所的症状から始まる。全身症状はほとんど出ない。発熱はゆるやかで37度台
  • インフルエンザ:悪寒・体の痛み・筋肉痛・だるさなど全身症状が出る。のどの痛み等は、全身症状の後から出る。急激な高熱(38度台以上)

いかがでしょうか。

風邪とインフルエンザの症状は、意外と違うことがわかりますね。

急激な高熱・全身症状の有無などから判別できそうです。

・日本調剤「『かぜ』と『インフルエンザ』の違いは?」

・第一三共株式会社「インフルニュース」

・厚生労働省「インフルエンザ一問一答」

インフルエンザ脳症の症状は?

インフルエンザ脳症は乳幼児に多く、命の危険もあります。

こんな症状が出たら「インフルエンザ脳症」の可能性あり!

  • 呼びかけや刺激に応じない
  • けいれんが続く
  • 意味不明な言葉を発する
  • 親の顔がわからない
  • 急に大声で歌ったり、怒ったりする

以上のような異変が見られたら、早急に医療機関を受診しましょう。

・NIKKEI STYLE「インフルエンザ脳症に注意 乳幼児、けいれん続けば受診を」

・厚生労働省「インフルエンザ脳症ガイドライン」

インフルエンザ、病院にかかるタイミングは?

子どもが熱を出すと、すぐにでも病院に行きたくなりますよね。

でもちょっと待って!

発症直後は体内のインフルエンザウイルスが少なく、検出されない可能性大。

正確な診断ができず、治療・快復が遅れます。

インフルエンザを疑ったら、発症後12時間経過後に受診するのがおすすめ。

ウイルスが検出されやすく、インフルエンザか否か正確に判断できるため、適切な治療を受けられますよ。

ただインフルエンザ治療薬は、発症後48時間をすぎると効果が薄れると言われています。

薬の効果を十分得るには、48時間以内に飲ませるのが吉。

発症後12時間をすぎたら、早めに受診するのがおすすめです。

・メディカルノート「インフルエンザ検査のタイミング——いつ病院に行くのが適切か」

・朝日新聞デジタル 「子どもがインフル、検査や薬は? 家で過ごすコツは」

インフルエンザは一般的なウイルス感染症で、たいていは治ります。

ただ乳幼児は重症化しやすいため、予防が非常に大切です。

家族全員、予防接種や手洗い・うがい、マスクなどの対策を徹底しましょう。

ウイルス性胃腸炎

子どもはよく嘔吐・下痢をするもの。

「ただの食べすぎ」という場合もありますが、ロタ・ノロによるウイルス性胃腸炎の可能性も高いです。

ではウイルス性胃腸炎の予防法・症状・治療法を見てみましょう。

ウイルス性胃腸炎の予防法は?

ウイルス性胃腸炎の予防には、次の3つが挙げられます。

手洗い

ウイルス性胃腸炎の予防には、手洗いが不可欠。

「手に触れたもの」から感染することが、非常に多いからです。

たとえば汚染された水や食物、胃腸炎患者の嘔吐物・便等々。

ノロウイルス・ロタウイルスは、それらに触れた手から感染すると言われています。

外出後・お手洗いの後・食事の前・胃腸炎患者の看護をした後などには、必ず石鹸で手を洗いましょう。

特に注意したいのが、オムツ交換。

赤ちゃんがウイルス性胃腸炎にかかった場合、その赤ちゃんのオムツを換えた手から、家族にうつる恐れがあります。

オムツを換える際には、使い捨てのゴム手袋をつけ、オムツはポリ袋等に入れて廃棄。

手を洗う際も指輪や時計などをはずし、石鹸で徹底的にもみ洗いしましょう。

またタオルは共用せず、使い捨てのペーパータオルなどを使いましょう。

嘔吐物は塩素系漂白剤で消毒を

ウイルス性胃腸炎は患者の嘔吐物から、家族に伝染することが多いです。

衣類が嘔吐物で汚れたら、塩素系漂白剤につけておき、他の衣類と分けて洗いましょう。

カーペット等が嘔吐物で汚れたら、塩素系漂白剤につけた後、洗えたら洗います。

洗うのが難しい場合は、スチームアイロンで熱消毒するとよいでしょう。

食べ物にしっかり火を通す

ウイルス性胃腸炎の予防には、「食べ物にしっかり火を通す」ことも大切。

特にノロウイルスは、汚染された二枚貝に潜んでいる場合があります。

ノロウイルスは、85度以上の熱で1分以上加熱すれば死滅します。

ウイルス性胃腸炎を予防するためには、食べ物にしっかり火を通しましょう。

また調理器具も、熱湯などで消毒するようにしましょう。

・阪神北広域こども急病センター「ウイルス性胃腸炎について」

・厚生労働省「ノロウイルスに関するQ&A」

・厚生労働省「ロタウイルスに関するQ&A」

・神奈川県「汚物処理・消毒のポイント」

・eo健康「ノロウイルスの潜伏期間を知っていますか?医師に聞く症状・検査・消毒方法」

ロタウイルスは予防接種あり!

ロタウイルス胃腸炎は、予防接種を受けることができます。

ただ、受けられる期間が短いのでご注意を。

生後8週になったら、なるべく早く予防接種を受けるようにしましょう。

なおロタウイルス予防接種は、2020年(令和2年)10月から定期接種に。

2020年8月以降に生まれた赤ちゃんは、原則として無料で受けられます。

・厚生労働省「ロタウイルスワクチンの定期接種化について」

・国立感染症研究所「ロタウイルス感染性胃腸炎とは」

・ワクチン.net「ロタウイルスワクチン」

・日医online「ロタウイルスワクチンの定期接種化を決定」

ウイルス性胃腸炎の症状は?

一般にウイルス性胃腸炎は嘔吐から始まり、続いて下痢が起こります。

その後、嘔吐と下痢を繰り返しますが、回数や期間はお子さんによって異なります。

ノロ・ロタともに嘔吐・下痢がありますが、特にロタウイルスは下痢がひどいのが特徴。

すっぱいニオイの白い水様便が続きます。

発熱はノロウイルスの場合、それほど高熱にはなりません。

一方、ロタウイルスは発熱を伴うもの。

39度以上の高熱が出る場合もあります。

・阪神北広域こども急病センター「ウイルス性胃腸炎について」

・日経DUAL「ノロウイルスとロタウイルス、どう違うの?」

・SARAYA「ロタウイルス感染症とは?」

ウイルス性胃腸炎の治療法は?

お子さんがウイルス性胃腸炎になったら、まず胃腸を休めることが大切です。

安静にさせ、少量(小さじ1杯程度)の水をこまめにあげるようにしましょう。

嘔吐がなくなったら、食事をゆっくり再開。

薄いお粥や柔らかいうどんなど、食べやすくてエネルギーになるものから始めましょう。

・阪神北広域こども急病センター「ウイルス性胃腸炎について」

子どもに多いウイルス性胃腸炎。

嘔吐・下痢は見ているだけでつらいもの。

手洗い・加熱調理等を徹底し、お子さんをウイルス性胃腸炎から守りましょう。

RSウイルス感染症

RSウイルス感染症は、呼吸器に異常をきたす感染症。

2歳までにほぼ100%かかると言われており、一週間程度で軽快します。

ただ重症化すると、細気管支炎や肺炎、呼吸困難となる場合もあります。

特に月齢が低い乳児は重症化しやすいので、注意が必要です。

・厚生労働省「RSウイルス感染症Q&A」

・SARAYA 「RSウイルス感染症とは?」

・MedicalNote「生後3か月未満の赤ちゃんのRSウイルス感染症─症状と合併症」

RSウイルス感染症の予防法は?

手洗いを徹底する

RSウイルス感染症の要因は、接触感染。

よって予防には、手洗いの徹底が重要です。

石鹸やアルコール製剤などで、こまめに手を洗いましょう。

またお子さんが触れるオモチャやコップ、さらにドアノブ・てすり・電気のスイッチ等もまめに消毒するようにしましょう。

赤ちゃんと接する際に、マスクをつける

もしあなたが咳をしているなら、赤ちゃんと接する際にマスクをつけましょう。

RSウイルスは飛沫感染でもうつるもの。

万が一、あなたの咳がRSウイルスによるものだと、あなたから赤ちゃんに感染してしまいます。

周囲の大人に、咳など呼吸器症状がある場合、マスクをつけて赤ちゃんと接しましょう。

・厚生労働省「RSウイルス感染症Q&A」

・SARAYA 「RSウイルス感染症とは?」

RSウイルス感染症の症状は?

発熱・鼻水などの症状が数日続き、軽快することが多いです。

ただ重症化すると、命にかかわることもあります。

「咳がひどくなる」「喘鳴がする」「呼吸困難になる」といった症状が見られたら、早急に病院へ!

さらに「ぐったりしている」「熱が下がらない」「大量に汗をかいている」「食欲がない」という場合も、早めに医療機関を受診しましょう。

・厚生労働省「RSウイルス感染症Q&A」

・SARAYA 「RSウイルス感染症とは?」

・病院なび「RSウイルス感染症の症状・原因・予防」

RSウイルス感染症の治療法は?

RSウイルス感染症には、特別な治療法はありません。

治療としては、解熱剤や咳止めといった対症療法が中心。

その他、脱水症状を防ぐため、水分をとらせるようにします。

なおRSウイルス感染症は、重症化すると入院治療が必要となります。

「新型肺炎コロナウイルス」の予防法は?

今、世界中で猛威をふるう「新型肺炎コロナウイルス」。

若年者は比較的軽症と言われており、重症化するのは「高齢者」や「持病がある人」が多いようです。(2020年1月現在)。

だからと言って油断はできないもの。

次の予防法で、新型肺炎から家族を守りましょう。

手洗いは指1本1本を洗う

新型肺炎予防で、最も重要なのは「手洗い」。

帰宅時や食事の前、お手洗いの後だけでなく、気がついたときにこまめに洗いましょう。

洗う際は、時間をかけて丁寧に。

泡立てた石鹸で指1本1本まで、丹念に洗うのが大事。

指の間の水かき部分や爪の中も、しっかり洗いましょう。

お子さんと一緒に歌をうたいながら洗うと、時間をかけて洗えるのでおすすめですよ。

顔のサイズに合うマスクで、口と鼻をしっかり覆う

マスクをつける際には、口と鼻をしっかり覆うことが大切。

肌との間にすき間ができると、予防効果が半減。

顔のサイズに合うマスクで、口・鼻付近にすき間ができないよう装着しましょう。

一度使ったマスクは捨てる

マスクは一度使ったら廃棄が鉄則。

ポケットに入れたり、あごに引っ掛けたりした後は速やかに捨て、新しいマスクをつけましょう。

咳・くしゃみは肘の内側で押さえる

新型肺炎予防には「マスク」が鉄則。

でも現在、マスクはどこも品切れ状態。

マスクを持っていない場合もありますよね。

そこで守りたいのが、咳・くしゃみを「肘の内側」で押さえること。

咳・くしゃみを手で押さえるのは厳禁。

ウイルスのついた手から、感染を拡大させてしまいます。

マスクがない状態で咳・くしゃみをする際は、肘を曲げて口・鼻を覆いましょう。

うがいは頻繁に!

うがいは頻繁にするのが大切。

外出先でも、こまめにうがいをするようにしましょう。

現在、新型肺炎には特効薬はありません。

予防法をしっかり守り、家族全員新型肺炎から身を守りましょう!

・厚生労働省「新型コロナウイルスに関連した肺炎の患者の発生について」

・毎日新聞「新型肺炎、もし感染したら? 治療薬なし、対症療法中心 マスク、手洗い…予防が大事」

・文春オンライン「日本でも感染確認 専門家に聞く、新型コロナウイルス「どう予防する?」

・朝日新聞デジタル「新型肺炎、コンビニのマスクで防げる? 専門家に聞いた」

・ヨミドクター「新型コロナウイルスから子どもを守る…マスクとうがいの効果は疑問 『絶対にしてほしいこと』は」

さいごに

子どもに多いウイルス感染症予防法、いかがでしたか?

ウイルス感染症の予防法は、次の5つが鉄則!

  • 予防接種
  • 手洗い
  • マスク
  • うがい
  • 加熱調理

飛沫・接触感染の防止、そして「ウイルスの死滅」が予防のカギ。

ワクチンがある感染症は、ぜひとも予防接種を。

家族みんなで、ウイルス感染症からお子さんを守りましょう。

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